当クリニックの特徴
当院では以下の設備を用いた循環器疾患の基本検査が可能です。
また、特殊検査として心筋シンチグラム、心臓カテーテル検査は、随時埼玉東部循環器病院にて行うことができます。
埼玉東部循環器病院との連携
越谷市に本院がある埼玉東部循環器病院は循環器疾患の専門病院です。
クリニックではできない緊急性の高い検査やカテーテル治療に関しても本院と連携して循環器疾患領域に責任を持って対応していきたいと思います。
設備
CT
心臓CT検査とは、マルチスライスCT装置で心臓を撮影する検査のことです。
撮影した心臓の輪切りの写真をコンピューターで処理して3Dに構築するため、心臓の立体画像を見ながら診断を行えるようになります。
当院では、少ない被ばく量で鮮明な画像が撮影できる新鋭のマルチスライスCT装置を導入しています。このため、造影剤を使わない動脈の石灰化の検査や、従来よりも少ない量の造影剤による冠動脈狭窄の検査、今まで評価困難であった方の冠動脈病変の評価も可能となりました。
レントゲン
X線の通りにくい心臓や骨などは白く写り、肺などは黒く写ります。主に心臓や肺の疾患の診断を目的として検査を行い、心臓の大きさや肺の状態、血管や気管支の走行などがわかります。
他にも、心不全による心肥大、胸部大動脈瘤や肺炎などの診断が可能です。
心電図
心臓の筋肉は洞結節から出る電気の信号により動くことができます。
心臓が全身に血液を循環させるために拡張と収縮を繰り返すとき、微弱な活動電流が発生します。その変化を波形として記録することで、例えば心筋梗塞や不整脈などの疾患を診断することができます。
運動負荷心電図(トレッドミルテスト)
心臓に栄養を与える血管(冠動脈)が細くなっていると、十分な血液を送ることができず、筋肉はダメージを受けてしまいます。運動することによってあえて心臓に負担をかけ、安静時では分からない心電図の異常を見つけます。当院ではランニングマシンを使っています。検査時間は30分くらいかかります。
患者様の可能な範囲での運動ですので、負荷量に心配のある方は予約時ご相談ください。
ホルター心電図
24時間心電図を記録する検査です。日常生活をしている中で不整脈や心筋虚血が起きているか、また動悸や胸痛等の自覚症状が心臓に起因しているものなのかどうかがわかります。
この検査は入浴ができません。皮膚の弱い方はかぶれの心配があります。
二日(装着日、脱着日)続けて同じ時間に来院することをお願いしていますが、都合のつかない方は予約時にご相談ください。
心臓超音波検査(エコー)
超音波で心臓の動きや大きさ、弁の状態、血液の流れなどを観察する検査です。弁膜症、虚血性心疾患、心筋症、先天性心疾患などの診断に用いられます。また、異常を見つけるだけでなく、治療法の選択や治療効果の判定にも役立ちます。検査時間は20~30分かかります。
ABI(足間接上腕血圧比)
ABI(足関節上腕血圧比):動脈硬化による狭窄や閉塞を診断する指標
※ABI0.9以下は症状の有無にかかわらず閉塞性動脈硬化を疑います
PWV(脈波伝播速度):動脈壁の硬さを評価する指標
動脈硬化が進むと心臓の拍動が手足に早く伝わるのでPWVは速くなります。
※PWV1400cm/s以上の動脈硬化が疑われます
対象疾患:高血圧、高脂血症、足の冷感、しびれ、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、妊娠中毒症、更年期障害、痛風、喫煙者、肥満、他
注意事項:体を強く圧迫する衣服は避けてください。透析を受けている方はお申し出下さい。